【再上映中!】『もののけ姫』「生きろ」をキャッチコピーにした映画から命を見る
ジブリ4作品が再上映中!
引用:スタジオジブリ
2020年6月26日(金)から「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」
「千と千尋の神隠し」(一番好き)「ゲド戦記」のジブリ4作品が全国で
再上映されています
私はギリギリ1990年代生まれですから物心ついてからのジブリ作品は
「ハウルの動く城」が最初になります
劇場でジブリを見たのはポニョが一番最初です(千と千尋の神隠しが一番好き)
「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」なんかは私が生まれる10年以上も前の作品になるんですね〜(千と千尋の...)
この辺りの映画は今の小学生に聞いても知っている作品が多いのではないでしょうか
世代を超えて話が通じるジブリ恐るべしですね
命を見る もののけ姫
映画
そんなジブリ作品がこの度再上映されているわけですが、私も先日見てまいりました!
今回見たのは「千と千尋の神隠し」(一番好き)ではなく…「もののけ姫」です!
というのも免許更新の帰りにふらっと寄ったので千と千尋の神隠しは時間が合わなかったんです…
どうせ全部見る気なのでいいさ!
もののけ姫。いやー凄かった。久石譲さんの曲に最初から鳥肌が立ってしまいました。
子供の頃にもののけ姫のVHSが家にあったのでもののけ姫自体はもう何回も見ているんですけどね。
映画って、映画館ってすごいですね。
音も迫力も。集中して映像を見れる空間って素晴らしい。
将来映画館付きの家に住みたいなあ。
生きる道
さてさて、もののけ姫はアシタカヒコという主人公の青年が赤獅子のヤックル(かわいい)とともに呪われた腕を治す旅に出るストーリーです。
この映画のキャッチコピーは生きろだそうです。
直す手がかりを見つけるために訪れた東の地でサンという少女に出会います。サンは人間ながらに動物達と森を守ることを選び、森を奪おうとする人間たちと闘います。
一方、東の地にあるたたら場では、エボシという女性が鉄を得るために森を奪おうとしています。
同じ人間なのに生きる道が全く違います。
主人公のアシタカはタタラ場と森、双方に触れ、その上で共に生きていく道はないか探します。
森と人が共に生きる。人間のエゴによって森林が減少している今の世界に刺さるものがありますね。
それぞれの生き方
この映画の魅力は人間の持つ欲深さと美しさが同時に描かれていること、
美しい森、動物達にあります。お金を求める盗賊、土地を求める人間たち。
タタラ場で力強くいきている女性達。木の妖精こだまや生と死を操る森の神
シシガミ様、サンを育てた山犬達、失われた森を再生しようと木を植える
ショウジョウ達、アシタカヒコの相棒ヤックル。(かわいい)
誰もがそれぞれの想いを持って生きています。(ヤックルかわいい)
この魅力あふれる登場人物たちは全て生きるために行動を起こしています。
生きるという思いがこの映画の大きな魅力につながっているのではないだろうか。
しかし、森に住む少女サンは「死ぬのなんか怖くない」と言い放ちます。
この発言に対してなのか、アシタカは「生きろ」と放つのです。
生きろ
この映画のキャッチコピーである
生きろ、この言葉に詰まっている言葉は一体なんなのか。
死んでしまえば全てがなくなる。
アシタカがサンに「生きろ」と伝えたのは、死んでしまえば全て終わってしまうから、美しい命がなくなってしまうからなのかもしれない。森をなくすことへの恐怖や不安を背負うサンに「命」を伝えたかったのかもしれない。
コロナの影響が身の回りの環境を大きく変えてしまった2020年。世界がざわめき不安定な世界が私たちを不安にさせる。この時代にかける言葉もまた「生きろ」なのかもしれない。
映画の最後、森は死んだように見える。しかし、最後原っぱになった場所に一匹のこだまが現れる。そのこだまがもともと森にいたこだまなのか、新しく生まれたこだまなのかはわからない。ただ一つ言えることはそのこだまは「生きている」「命」であるということだ。
命があり続ける限り森は死なないだろう。
そういう意味でも「生きろ」なのかもしれない。
最後に
人が持っている欲深さと美しさ、動物たちが持つ怒りや悲しみ。
生きることは素晴らしい。
「命」が見えました。
生き物の尊さ、命の尊さ、素晴らしさを見ることができる映画でした
ああ、それにしてもヤックル可愛い。
これはしばらく温めていたアレをついに使う時が来たかもしれません…